東京引きこもりレズビアン日記

アラサーLがぐずぐずしながら家を買ったり妊活したり生活を地味に進めていくブログ。

何から悩んだらいいかわからないこどもについて一個一個整理していく時間

 みなさんこんにちは。あきです。やっと寒くなってきました。なんの言い訳も考えることなく、「寒いから」という理由だけで引き込もれる、引きこもりには良い季節になってきました。コロナ禍で何処も行けずに辛い!という世の中の主な論調に同調しながら生きていますが正直家にいなければならない強い外的要因ができたことにホッとしている自分もいます。

 

さて、「こどもを持つか!」とパートナーと話し始めたのが今年のはじめ。取り敢えず持つかどうかも含めて一年考えようという目標を立てて、「本当にこどものいる人生を選ぶのか」という話し合いを続けてきました。しかしこの議論、結論を落とすのが難しいんですよね。何か衝撃的な出来事が起きて「よし!覚悟ができた!!今なら100%子どもを迎え入れる自信がある!」という境地には、"想定"の話をしている段階でたどり着くのはなかなか難しい。今年の半ば頃にはそのことに徐々に我々は気づき始めたのでした。具体的にどうやって子どもを持つか考えないことには、子どもを最終的に持つかどうか決定することはできないと思い、生殖補助医療について調べたり、トークセッションに参加したり、有名な精子バンクのセミナーに出席してみたりしました。

 

そうこうしている内に話題はあっちへいったりこっちへいったり。(全然網羅的でなく、構造化されておらず恥じ入っていますが取り敢えず並べます。いつか整理します)

  • 精子バンクにする?それとも日本にいる友人知人に頼む?それ以外の選択肢はないのか?
  • 知人に頼むとして関与度をどこに設定する?
  • 精子提供者の子どもへの関わりを許容するとした場合「パートナーが感じる疎外感」問題にどう対応していく?どういうリスクが考えられる?
  • 生まれれたとして、教育方針の決定や教育費分担は両親として分担するのか、実母に重心が置かれるのか?妊活費用は二人で分担するのか?分担するとして按分を収入差と照らし合わせてどう設定するのか。
  • 子どもの出自を知る権利をどのように保証する?知る権利を保証したとして、「知りたくない」権利をどう保証する?その2つは両立できるものなのか?
  • 精子提供者の権利をどのように保証する?強制認知についてどう考える?
  • 精子バンクにするとして、こどもの知る権利を保証するために身元開示している精子を選んだ際にも、「会う保証」までついてくるわけではない。こどもが「会いたい」と願ったときにどうするか。
  • 生まれた後はどう家事と仕事を分担する?家族にも協力を仰ぐ?
  • 会社や地域へのカミングアウトはどうする?
  • 親戚へのカミングアウトはどうする?親に反対された場合にも子どもを産む?
  • 出産者が出産時に死んだときに、親権は誰が持ち、誰が育てるのか?

記事とか本とか論文とかを読んだり、海外のドキュメンタリーを見たりして自分たちの形はどこが一番望む形かを考えていくのに1年。「覚悟できたぞおおお!」という瞬間は無かったものの、「あれ、うちらいつの間にか子ども産む前提で物事進めてる・・・?」という瞬間が何度かあり、少しずつ次のステップに向かっているんだなと二人で考えております。

 

オチがないですが今日はひとまずここまで。