東京引きこもりレズビアン日記

アラサーLがぐずぐずしながら家を買ったり妊活したり生活を地味に進めていくブログ。

妊活始められる条件の重要な要素 それはオヤカク!!(と私は個人的に思っている)

オヤカク、を皆さんご存知だろうか。

漢字で書くと親確。企業の人事新卒担当採用者が使いますよね。本来の使い方は親に反対されて内定自体する学生が多いのでそのリスクを抑えておくことですが。

世間からするとスーパーイレギュラーな産み方をする(コミュニティの中にいると別にイレギュラーでもなんでもないしむしろそればっかり、レギュラー!なんですが)私達なので、将来的ないらぬトラブルのリスクを低減するためにドナーが決まったらオヤカクしようと話していました。それだけでなくコンサルたるもの(誰)物事が確定するまえから細かく状況を小出しにしていくこともしていました「いつかは子供欲しいんだよね〜」から「そろそろ考えてる」から「産む方法を模索している」まで1年くらいをかけて。ジャブを打っておくってやつですね。完全未定の状態から詳細になるように情報のコントロール大事です(怖)

回りくどくなりましたが、ドナー君が決まったことで下記の皆様方に報告しました。ここで大事なのは、オヤカクをするからといって私達の選択は揺るぐことがないということを確認しておくことです。報告だけです。私とパートナーとで共通認識として強調していたのは、許しを得るためではないということ。ただできれば周囲と有効な関係を築くためにこのタイミングかと思いました。言う相手はというと

  1. 私のきょうだい、父、母
  2. 私のパートナーの家族
  3. ドナーさんの家族
  4. ドナーさんのパートナーさん

「え待ってまだ妊娠もしてないのに妊活はじめるってだけでステークホルダー多・・・・10人近くおるやん・・・・」って思いますよねはいそうなんです。そうなんですよ。それぞれで結構な時間かけて説明しました。目的は非嫡出子を産むことの周囲の理解を得ておきたかったから。(人って物事の大小がどうであれ、「は!?聞いてないけど」ってとこに割と不信感を抱いたりいらっとするものなので、、、)とくにパートナーの親とドナーの親には伝えられてよかったです。ドナーの親は少し難しくて血の繋がりだけで言うと孫になるわけですね。なので「あなた血を受け継いで入るけれども孫ではない」ということをとにかく丁寧に説明してほしいとドナーにはお願いしました。ここは非常に重要な部分で、いくら私達カップルとドナーが親と精子提供者の関係性を合意していても、私がもしドナーの親だったら「まじか孫か!!ラッキー!ヒャッはー!!見たい!会いたい!すりすりしたい!!お洋服買ってあげたい!!!!」ってはしゃぎ散らかすと思うんですよね。私だったら多分そうしちゃう自信があるんで・・・

でもその子の祖父母は私の親とパートナーの親なんですよ。そこは譲れないポイントとしてお伝えしました。

 

さて奇跡中の奇跡で、否定的なことをいう人はおらず、むしろみんな楽しみにしてくれていて、なんとか物事を前に進められそうです。しかし本当に、「できちゃった!じゃあ産もっか!」にならないLの妊娠。ドナー探しから依頼、打ち合わせ、関係者との調整に恐ろしいくらいのソーシャルスキルが必要で調整ごとと調査/比較検討ばっかりです。こんなん20代前半とかだったら絶対無理だったと思う。これからも多くの壁にぶち当たりそうな気しかしてない。でもこれは子作りに限らないことだと思うんですよね。生きていく上で自分に利益が向くように常に考えていたらうまくいかなくて、相手の立場とか気持ちとかを慮って話を聞いて向き合いつつ自分の主張をして利害のすり合わせをしていくということなんですわい。その中で親へは墓まで持っていくという選択をする人がいるのも今では心から理解できる。結局は正しい/正しくないはなくてその都度相手の特性と関係性を見て最善の選択をしていくしかないので。

 

最後になりますが、私の親の反応は割と塩で、「そうなんだ〜でもお母さん年だからそんなに手伝えないよ!?!?アンタお金あるの??」でしたw(もっと他に母体とか心配してくれww)そして電話の最後に「やっぱアンタの家の近くにマンション買うわ」と言ってぶちっと切れ、早速来週マンション内見に田舎から上京します。行動力が怖いホラーやんwww思考回路どうなっとんねんwwリアクションと行動が合ってないわwwwwという感想を私はいだきましたはい。(割とそういうところは自分は受け継いでいる気がする・・・)

 

おわり(唐突)